【レビュー】トラベラーズノートを仕事の手帳代わりに使えるか試してみる
最近様々な文房具店や書店で目にするようになった「トラベラーズノート」。
見本を手に取って触ってみると革の質感がとても良く、見つけるたびに触って買うか買うまいかずっと悩んでおりました。
悩んでいた理由は今使っている革の手帳の代わりになるのかならないのか?
今使っている革の手帳に大きな不満はないのですが、若干持ち運びがしにくいのがちょっとした悩みでした。
悩みに悩んだ挙げ句、最近とうとうトラベラーズノートを購入して使い始めました。
この記事では、今まで使っていた手帳と比べてどうなのかをレビューしていきたいと思います。
トラベラーズノートを買おうか迷っている方は参考にしてみて下さい。
購入したトラベラーズノート
購入したのは「トラベラーズ カンパニー」のトラベラーズノートです。
レギュラーサイズのトラベラーズノート(ブラウン)と合わせて、横罫線付ノートのリフィル(001)と月間スケジュールのリフィル(017)、ペンホルダー(016)を合わせて購入しました。これだけ揃えることで、今持っている手帳のリフィルとほぼ同じ構成になります。
1つ1つ開封していきます。
トラベラーズノート本体
トラベラーズノート本体に加えて、スペアのゴムとコットンケースが付いてきます。あと、無地のノートリフィルが本体に最初からセットされています。
右上の茶色のゴムは同梱物として入っていたものではなく、本体が入っていた箱を止めていたゴムなのですが、勿体ないので外してとっておきます。
リフィル 横罫(001)
横罫線付ノートのリフィルを開くとこのようになっています。よくある横罫線のノートと同じように文字等を書くことができます。
リフィル 月間フリー(017)
月間のスケジュールを書くためのリフィルになります。曜日や日にちは空白になっているので自分で書く必要がありますが、いつの月から初めても1ページ目から使えるので、無駄なくリフィルを使い切ることができます。
これ1冊で合計14ヶ月分あります。
ペンホルダー ブラウン(016)
手帳用のペンを取り付ける為のペンホルダーです。トラベラーズノートの表紙にクリップで取り付けて使います。中々質感も良いです。
全てを合体
これらのリフィルとペンホルダーを合体させるとこのようになります。
中々綺麗にまとまってとても良い感じですね。
今までの手帳との比較
今まで使ってきた手帳と比較してみます。
まず今まで使ってきた手帳がこちら
acru(アクリュ)さんのアジェンダカバーというシリーズの手帳カバーで、サイズはバイブルサイズです。革の質感がとても良くて素晴らしい手帳カバーです。
トラベラーズノートと大きさを比較してみると
高さはトラベラーズノートの方が大きいですが、トラベラーズノートの方が薄く軽いです。(今までの手帳:456g、トラベラーズノート:271g 中に入れるリフィルによって異なるかと思いますが)
ただ、中のリフィルの構成はトラベラーズノートの方でも充分なので、仕事上のスケジュール管理やメモ等はトラベラーズノートで充分対応できると思います。
なにより持ち歩きのしやすさは圧倒的にトラベラーズノートの方が上なので、出張の多い僕としてはこのメリットが非常に大きいですね。
仕事で使ってみてどうだったか?
仕事のシステム手帳をトラベラーズノートに替えてから約半年が経過しました。
少しだけ革に味が出来てきましたが、まだまだひよっこの状態ですね。
最初はペンホルダーを付けていたのですが、あまり必要性を感じなかったので途中で外しました。
このノートは不意に開かないようにゴムで止めておくことが出来るのですが、革とゴムが触れている部分がよれてくるので普段は写真のように金具のところに引っ掛けてあります。
仕事でトラベラーズノートを使ってみた感想は次の通りです。
圧倒的に持ち運びがしやすかった
トラベラーズノートに替えて一番感じているのが持ち運びのしやすさです。
これまでの手帳は結構分厚かったので、カバンに入れるとかなりパンパンになっていました。
トラベラーズノートはかなり薄いので持ち運びが本当にしやすいです。
僕は普段あまり大きなカバンを使っていないのですが、トラベラーズノートを入れても全然かさばらないところが良いですね。
仕事中に机の上に出しておいても邪魔になりませんし、会議等で会社内を移動する際も荷物が少なく感じます。
これまでの手帳と同様に使えた
これまでのシステム手帳からトラベラーズノートに刷新しましたが、特に仕事に支障をきたすことなく使えています。
僕の手帳の使い方がスケジュール管理と会議や打合せ等のメモだけだったので、これぐらいの使い方であれば十分トラベラーズノートで対応ができます。
もう少し複雑な使い方をしている方でも、トラベラーズノートはかなりカスタマイズ性が高いので、工夫すれば十分仕事で使えるのではないでしょうか。
トラベラーズノートのメリット・デメリット
僕が考えるトラベラーズノートのメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
リフィルやカスタムパーツの種類が豊富
トラベラーズノートには用途に応じて様々な種類のリフィルやカスタムパーツが用意されています。トラベラーズノートという名前だけあって、無地のノートや旅先のチケットを貼り付ける両面シール等、スクラップブックを作るためのツールが数多くラインナップされていますが、リフィルの組み合わせでシステム手帳のような構成にすることもできます。
カスタマイズ性が高いのがこのノートの良いところだと思います。
革の経年変化を楽しめる
タンニンなめしの牛革を使用したシンプルな作りのカバーなので、使っていて革の良さを十二分に味わえる、革好きにはたまらない一品です。
革表面はとても傷が付きやすいですが、それも味になります。
経年変化のスパイスとして受け入れつつ愛着を持って楽しんでいくことで、世界で自分だけのノートに成長させることができます。
持ち運びがしやすい
この点が使っていて一番感じたメリットです。
リング等の金属部品が殆ど使われておらず、リフィルはゴムバンドで挟むだけというとてもシンプルな作りをしています。その為、一般的な革の手帳と比べても薄く、とても軽いのが特徴です。
デメリット
カスタマイズが逆に面倒
自分好みに自由にカスタマイズできるのがトラベラーズノートの魅力ではありますが、逆にそれが面倒くさいと思うかもしれません。
トラベラーズノートのスケジュール用のリフィルについては、基本的に自分で曜日や日付を記入しなければいけないので、中身にこだわる方はメリットと感じるかもしれませんが、あまりこだわりがない人は逆にデメリットに感じると思います。
トラベラーズノートはあくまでカスタマイズが前提の製品であることを理解しておきましょう。
開いた状態をキープできない
リング式の手帳は目的のページを開いた状態を保っておくことが出来ますが、トラベラーズノートは開いた状態をキープしておくことが出来ません。
キャンパスノートでも開いた状態をキープできるので、この点で若干使いにくさを感じました。
スケジュールやメモを見ながらパソコンのキーボードを打つ時などが少し不便です。少し重めの物で押さえておくか、クリップで挟む等で対応しています。
この点は簡易な作りとのトレードオフですね。
デジタル社会の今こそノートを持ち歩こう
以上、トラベラーズノートを仕事で使ってみたレビューをお伝えしました。
最近ではiPadの普及で紙に文字を書く機会がかなり減ってきたのではないでしょうか。
iPadのメモ機能は本当に優秀で、ペンで書いた文字をPDF化して管理できるなど、本当に仕事上で紙と筆記用具が必要ない時代になったんだと日々実感しています。
ただ、こんなデジタル社会で生きていたとしても、結局使いやすいのは紙の手帳なんですよね。
それぞれの特性を活かしつつ、上手く使い分けるようにしていきましょう。