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【レビュー】USB-CをACアダプタに変換して出張の荷物を減らそう

nabechang007

ビジネスマンには必須のノートパソコン。会社ではもちろんのこと、出張中も仕事をするうえでは欠かせないアイテムです。

そんなパソコンにまつわる悩みを1つ僕は抱えていました。

それは、、、

「パソコンのACアダプタを持ち歩くのが面倒」

僕の仕事用パソコンはまだACアダプタを使って充電するタイプなのですが、このACアダプタを一緒に持ち歩くのがとにかく面倒に感じていました。

出張が多い職種なので出来る限り持ち歩く荷物は少なくしたい、そう考えていた矢先にあるアイテムを見つけました。

それが「USB-C端子をACアダプタのプラグに変換してくれるアダプタ」です。

あまりに便利で感動したので、今回皆さんにご紹介させて頂きたいと思います。

なべ
なべ

ACアダプタをUSB-C化するだけで、持ち歩く荷物の量がかなり少なくなります

今までのACアダプタ

今まで使ってきたACアダプタがこれです。(これからも使いますが)

パソコンがVAIOなのでACアダプタもVAIO純正のものになります。

スペックは以下の通り

  1. 型式:「VJ8AC10V9」
  2. OUTPUT1(プラグ部):10.5V/3.8A
  3. OUTPUT2(USB-A):5.0V/1.0A
  4. 合計出力:45W
  5. プラグサイズ:外形4.8mm/内径1.75mm

VAIO本体を充電するための出力が40W、おまけで付いているUSB-Aポートの出力が5Wなので、合計45WのACアダプタです。

昔のACアダプタと比べると大分コンパクトになったものの、これを持ち歩くのは荷物が増えるのでとても不便でした。

今回はこれを置き換えてみます。

今回購入したアダプタ

「パッケージングテクノロジー」というメーカーの変換アダプタ「PPSM-10.5V-4817」です。

購入したアダプタのプラグサイズは「外形4.8mm/内径1.7mm」です。純正ACアダプタのプラグと比べて内径が0.05mm小さいのが少し気になりますが。

このアダプタはUSB-C端子とACアダプタのプラグを備えており、パソコンのDCジャックに差してUSB-Cケーブルを接続すれば、PPS(Programmable Power Supply)対応のUSB-C充電器で充電できるようになります。

詳しく見てみましょう。

ひでくん
ひでくん

「PPS」は接続したデバイスの要求に応じて電圧と電流を柔軟に調整する技術のことで、最近は搭載しているUSB充電器も増えてきているよ

プラグ部分

プラグ部分はこんな感じ。先端は黄色のカラーで純正のプラグと同じ色になっています。

純正ACアダプタのプラグ部分を見てみると

見た目には全く同じかたちをしていますね。変換アダプタと比べて0.05mmプラグの内径が大きいかどうかは肉眼では分かりません。

プラグの長さを比べてみました。上が変換アダプタのプラグで、下が純正ACアダプタのプラグです。

純正ACアダプタのプラグと比べると、形が若干違いますがプラグ自体の長さはほとんど同じに見えますね。

USB-C端子

外装はプラスチック製で特に高級感があるわけではありませんが、ガジェットらしい造りになっています。

ケーブルと充電器を揃える

VAIOのようなパソコンを充電するためにはPPS(Programmable Power Supply)対応の充電器が必要です。

PPSはUSB PD(Power Delivery)規格の一部として定義されていて、最大100Wまで給電できる規格だそうです。

純正ACアダプタの合計出力が45Wだったため、それに合わせてAnker製の45W出力のUSB充電器を購入しました。

ケーブルについてもAnkerのラインナップの中から選定しています。

USB充電器

USB充電器は「Anker Nano Ⅱ 45W」でPPS規格に対応した製品です。

USB充電器は様々なメーカーから出ていますが、やはり信頼のAnker製を選んでしまいますね。

この手の充電器についてはAnkerから様々な容量のものがラインナップされており、ノートパソコンを充電するのであればこの45Wタイプか、もう一つ上の65Wタイプが適していると思います。

ちなみに65WのUSB充電器は

45Wタイプと65Wタイプを比べてみると

やはり一回りほど65Wの方が大きいですね。もちろん重量も(45W:68g、65W:112g)。

VAIOは45Wタイプで十分ですが、他に大きな容量を要求してくるデバイスをお持ちの方であれば65Wを選んだ方が無難でしょう。

ケーブル

ケーブルは「Anker 高耐久ナイロン USB-C &USB-Cケーブル」です。

このケーブルは最大60Wの出力に対応したケーブルで、高い耐久性をうりにしているケーブルです。

他にも100W以上に対応しているケーブルもありますが、このケーブルは程良く細くて扱いやすいので、ひとまずこちらを購入しました。

コネクタ部分はラバー素材で滑り止めがきいているので、抜き差しのしやすさも抜群。

コンセントの場所に合わせて柔軟に対応できるよう、0.9m仕様と1.8m仕様のケーブルの両方を揃えました。

早速VAIOを充電してみる

それでは早速このセットを使ってVAIOを充電してみました。

これが仕事で使っている僕のVAIOです。これに今回導入したセットを接続してみます。

プラグを差すとこんな具合です。少し隙間が空いているようにも見えますが特に問題はありません。スペック上は内径が0.05mm小さいのですが差し心地も良いです。

純正のプラグでは隙間が殆どありません。流石に純正といったところでしょうか。

では実際にコンセントにUSB充電器を差し込んでみます。

USB充電器をコンセントに差し込んで充電を開始すると、変換アダプタ本体内部のLEDが青く光り始めます。

正常に充電出来る状態だとLEDは2回点滅を繰り返し、そうでない場合は1回点滅となります。LEDの光り方で視認できるのは良いですね。

VAIOの充電ランプが点灯してちゃんと充電できていることが確認できました。

VAIOのバッテリー残量を50%ぐらいにしてから充電するということを4〜5回行ったのですが、使いながらでも100%まで正常に充電ができていました。繋ぎっぱなしにしておけばバッテリーのパーセンテージが減ることもありません。純正のACアダプタと同等です。

これなら出張に持って行っても大丈夫ですね。

モバイルバッテリーで試してみる

45W以上のUSB充電器であれば問題なく充電できることが分かりました。

次に、モバイルバッテリーでも充電できるのか一応試してみました。

使ったのは僕が愛用している「CIO SMARTCOBY Pro CABLE」です。

このバッテリーのスペックはこちら

  • バッテリー容量:10,000mmAh
  • OUTPUT:MAX35W(内蔵ケーブルもしくはUSB-Cポート)
  • 急速充電規格:PPS対応

SMARTCOBY Pro CABLEはPPS規格にも対応している、とても使いやすく高機能なモバイルバッテリーです。

要求スペック40Wに対して35Wの出力で対抗します。

何とか充電できていますね。

容量は10,000mmAhありますので緊急時の充電には対応できるかと思います。

持ち歩きしやすい比較的小型サイズのモバイルバッテリーでも充電できるのはとても便利ですね。

電源を取れるところがない場所で長時間の作業を行う場合は、CIOやAnkerから大容量かつ高出力のモバイルバッテリーがラインナップされていますので、そちらを使用すると安心です。

ACアダプタを置き換えるメリット

ACアダプタをPD対応の充電器に置き換えることによって得られたメリットです。

荷物が少なくなる

最大のメリットはやはりこれですね。

従来のACアダプタと比較して荷物の量がかなり少なくなりました。

従来の組み合わせ
置き換え後の組み合わせ

どうでしょうか、見た目にも大分変わったのではないでしょうか。

これならカバンの容量を圧迫することもないですし、毎日でも持ち歩こうという気にしてくれますね。

ひでくん
ひでくん

純正のACアダプタと比べると荷物のかさが大分少なくなるよ

汎用性が高い

ACアダプタはパソコンを充電するためのものなので、当然ながらパソコンしか充電することは出来ません。

でも置き換え後の組み合わせでは、変換アダプタをUSB-Cケーブルから抜いてしまえばスマホなどの別の機器をそのまま充電することができます。

僕のスマホはiPhone15Proなので、iPhoneも充電することが可能です。

持っている電気機器によっては、このセットだけで充電関係が全てまかなえてしまうかもしれませんね。

なべ
なべ

USB-Cに対応しているデバイスであれば全てこのセットでまかなえてしまいます。

ただし、リスクも存在する

良いことずくめのようにも思えますが、やはり一定のリスクは存在します。

純正じゃない機器を使うリスク

純正のACアダプタを差し置いて、純正ではないセットで充電を行うことはやはり故障のリスクを伴います。

メーカーにしか分からない対策をACアダプタの方に行っているかもしれませんし、この組み合わせで万が一故障してしまったら保証を受けることが出来ません。

普段の充電は純正ACアダプタを使用して、出張の時などスポットの場合にだけ使うという運用の方が無難でしょう。

なべ
なべ

リスクを正しく理解したうえで使ってくださいね。

上手に使い分けましょう

以上、USB-CケーブルをACアダプタのプラグに変換できるアダプタのご紹介でした。

純正ではないぶん一定のリスクは伴いますが、出張時の荷物を減らせるという大きなメリットを享受できるとても便利な製品です。

是非、特性を理解していただいて上手くご自分の仕事に取り入れていただければ幸いです。

【おまけ】Macbook用のアダプタも購入

僕のプライベートパソコンは「Macbook Pro 13インチ Late 2013」で、電源アダプタは「60W Magsafe2 電源アダプタ」を使用しています。

この電源アダプタの持ち運びも不便に感じていましたので、これを購入してみました。

その名も「Sisyphy USB-C to Magsafe2 磁気充電アダプタ」です。

純正のアダプターの先端と同じように磁石でくっつけて充電ができ、充電中か充電が完了しているかを表示するLEDもついています。

VAIOを充電したときのケーブルと65W充電器を使ってMacbook Proに接続してみると

これについても問題なく充電することができました。

先端のアダプタを変えるだけでVAIOとMacbook Proを両方とも充電できる万能セットがここに完成です。これは嬉しいですね。

両方の充電器を比べてみると

やっぱり大分荷物のボリュームが違います。

仕事でMacbookを使っていて、電源アダプタの持ち運びに不便を感じている方は一度試してみては如何でしょうか。きっと世界が変わると思います。

ただし、僕が購入した商品は11インチもしくは13インチ用とうたわれていますので、購入される際は注意して下さいね。

ABOUT ME
なべ
なべ
エンジニア
設備保全一筋20年の保全マン。
専門は電気であるが、機械関係の仕事にも携わっている。
現在は営業・設計・製作・工事までを1人でこなすハードな毎日を送っている。
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