【レビュー】充電式ミニブロア「Jet Stream(ジェットストリーム)」について
キーボードなどの電子機器に溜まったホコリを掃除するとき、皆さんはどのような道具を使われていますか?
代表的なものの1つに、エアーダスターと呼ばれるスプレータイプの製品があります。
エアーダスターはスプレー缶の中に入っている圧縮空気を噴射することで強力な風を発生させるもので、一度は使ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
他にも、カメラのレンズに付着したホコリを掃除するときなどは、手でシュコシュコ握って風を発生させるブロアがよく使われます。
ただし、エアーダスターは風量が強いですが使ったら中身が無くなってしまいます。一方、ブロアは延々と風を送り続けられますが風量はあまり強くありません。
繰り返し使用できて風量も強い、エアーダスターとブロアの良いとこ取りのような製品を探していたところ、充電式ブロア「Jet Stream(ジェットストリーム)」という製品を見つけてしまいました。
このJet Streamという製品、小型なのに風が強く、充電式なので繰り返し使えるという利点があります。また、このブロアは風を噴射するだけでなく、吸引もできるというとても便利なブロアで、ノズルなどの付属品が充実しているのも嬉しいポイントです。
この記事では、そんな充電式ブロア「Jet Stream(ジェットストリーム)」についてご紹介していきます。
Jet Streamのパッケージ
Jet Streamはこのようにパッケージされています。
本体だけでなく、ノズルなどいくつか付属品が一緒に入っています。
中を開けてみると
ブロア本体とノズル、透明なアタッチメント(ダストカップ)に収納用ポーチ、あと充電用のUSB-C to USB-Aケーブルが付属していました。
それでは、詳しく見ていきましょう。
Jet Streamのスペック
Jet Streamのスペックは以下の通りです。
品 番 | JET-J02 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリ 7.4V 2,000mAh |
充電時間 | 約2時間(5V 2Aでフル充電時) |
消費電力 | 80W(最大出力) |
回転数 | 最強風:110,000rpm 最弱風:23,000rpm |
風 速 | 最強風:40m/s 最弱風:8m/s |
連続使用時間 | 最強風:約15分 最弱風:約120分 |
騒音レベル | 最大88db |
使用温度範囲 | −10℃〜50℃ |
サイズ | 縦140㎜×幅106㎜×厚み40㎜ |
重 量 | 225g |
Jet Stream本体及び各種付属品
続いてJet Stream本体と各種付属品を見ていきましょう。
Jet Stream本体
これがJet Stream本体になります。
大きさは縦140㎜×幅106㎜×厚み40㎜で、重さは約225gと比較的軽量ですね。
手で持ってみると、このようなサイズ感です。
髪の毛を乾かすドライヤーと比べても非常に小型サイズで、携帯性も抜群です。
本体の後ろにはプロペラファンが有り、これが回転することで強力な風を噴射することができるようになっています。
持ち手のところには電源ボタンが有り、このボタンを操作することで電源のON/OFFや噴射モード/吸引モードの切り替えが行えます。
ボタンの直ぐ下はLEDインジケータになっていて、ブロアの充電残容量をLEDの数で確認できます。
また、持ち手の根元の部分にはスライドボタンが備わっていて、このボタンをスライドさせることで風量を無段階に調整することができます。
このスライドスイッチはスッスッと動いてくれるので、風量調整も非常にスムーズです。
持ち手の底面を見てみると、充電用のUSB-Cポートが有ります。
付属のUSB-Cケーブルはもちろん、手持ちのケーブルでも充電が可能です。最近はUSB-Cケーブルが主流になってきているので、これにしっかり対応してくれている点が良いですね。
ノズル4種
Jet Streamには下の写真の様なノズルが1本入っているのですが、実は4種類のノズルが1つに組み合わさっていて、一つ一つ分解して使用します。
収納しやすいようによく考えられているね
細口ノズル
細口ノズルは先端が細くなっているので、狭い箇所へ局所的に噴射したいときや、風量を強めたいときなどに使用します。
狙ったところに風を集中して送ることができるので、非常に使い勝手の良いノズルです。
太口ノズル
太口ノズルは細口ノズルと比べて先端が太くなっていることから、より広範囲に風を送りたい時に使用します。
ゴミを飛ばすだけでなく、バーベキューの火起こしなど、様々な使い方が可能です。
エアーノズル
エアーノズルはビーチボールや浮き輪などの空気栓に差し込んで空気を噴射することで、簡易の空気入れとして使用することができます。
Jet Streamには吸引モードも備わっているので、空気を抜くことも出来てしまいます。
バキュームノズル
バキュームノズルは太口ノズルと組み合わせて本体に装着します。
先端が吸盤のようになっているのが特徴で、エアーノズルが使えない比較的口径の大きい空気栓での使用に適したノズルです。
アイデア次第で様々な使い方ができますね
ブラシノズル
ブラシノズルは先端にブラシが付いているので、キーボードやアルミサッシなどの狭い隙間に溜まったゴミやホコリを掃除するのに便利です。
ブラシはこびりついたホコリを掻き出してくれる効果もあるので、エアコンのフィルタなどを掃除するときにも役立ちます。
ダストカップ
ダストカップは中にフィルタが内蔵されているアタッチメントで、装着することでゴミなどを吸引して掃除することができます。
中を開けるとスポンジのフィルタが入っていて、Jet Stream本体にホコリが入らないようになっています。
ダストカップは細口ノズルが取り付けられるようになっているので、掃除機が入らないような狭い場所のホコリを掃除するのに便利です。
もちろん、ダストカップだけ取り付けて使用することもできます。
この掃除機モードが結構重宝するんだよね〜
Jet Streamを使った感想
Jet Streamをしばらく使ってみた感想をお伝えします。
とにかく風量が強い
Jet Streamは手のひらサイズの小型ブロアにも関わらず、風量がとても強いです。
最大風量にすると、風量に定評のあるドライヤー「SARONIA」よりも強力な風を発生させることができます。
体感的にはダイソンのドライヤーレベルに感じました。
風量を無段階に調整できる点も良いですね
狭い場所でも楽に掃除ができる
Jet Streamはダストカップを装着して吸引モードにすると、簡易的な掃除機として使うことができるのですが、これが地味に便利です。
僕の使い方で言うと、例えば制御盤の中板に穴明けを行った後の切粉を掃除する際にとても重宝しています。
制御盤の中は配線などがあって掃除機のヘッドが入りにくいことがよくあります。
Jet Streamの場合は、ダストカップの先端に細口ノズルを取り付けることで、狭いところに入り込んだゴミでも楽に掃除することができます。
これがあると、狭いところでの掃除が本当にはかどるよ
C to Cケーブルでも充電できる
Jet Streamの充電はUSB-Cケーブルで行うことができるのですが、本製品に付属してくるUSB-C to USB-Aケーブルでなくても、USB-C to USB-Cケーブルでも問題なく充電することが可能です。
USB-Cに対応していたとしても、たまにUSB-C to USB-Aケーブルでないと充電できない機器があったりするので、USB-Cケーブルを選ばないという点は非常に良いですね。
現場にコンセントが無かったとしてもモバイルバッテリーがあれば充電できるなど、充電環境には困ることが少ないと思います。
充電のしやすさも魅力の1つですね
まとめ
以上、充電式ミニブロア「Jet Stream(ジェットストリーム)」についてのご紹介でした。
約20年ぐらい前、充電式エアーダスターと呼ばれる製品を僕自身使ったことがあるのですが、風量が非常に弱く、あまり役に立たなかった記憶があります。
時は流れ現在、ようやく「これは良い!」という製品に出会うことができたと思います。
現場仕事だけでなく、オフィスや家庭でのDIY、レジャーなど様々なシーンで活用できる製品だと思いますので、是非チェックしてみて頂けたら幸いです。