【初心者必見】第二種電気工事士技能試験合格のコツと試験対策について

第二種電気工事士資格試験の第二関門である技能試験。
学科試験を合格された方にとって立ちはだかる最後の難関ですが、これを突破することで晴れて第二種電気工事士の資格を取得することができます。
技能試験は出題された回路図を読み解く力と、制限時間内に配線する正確性やスピードなどの要素が求められますが、コツさえ掴めば誰でも合格が目指せる試験でもあります。
この記事では、学科試験を突破された方向けに技能試験合格のコツや試験対策、ポイント等について解説していきます。これから技能試験を受験される方の参考になれば幸いです。

第二種電気工事士の免状まであと一息です!

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技能試験ってどんなことをするの?

第二種電気工事士の技能試験は実技試験とも呼ばれ、実際に試験会場で配線作業を行い、その出来映えによって合否が判定されます。
試験方法
試験日に出題された配線図に基づいて、実際に電線や器具を使って配線作業を行う試験です。
試験で使用する配線材料は試験会場で支給されますが、配線で使う道工具は受験者自らが持参する必要があります。なので、道工具を忘れてしまうと受験が出来ませんので、持ち物の準備は最新の注意が必要です。
ただ、使う道工具は電動工具でなければ特に制限がありませんので、使いやすい道具を自分で選ぶことが出来るというメリットがあります。
試験時間
試験時間は40分間で行われます。この時間内に配線作業を全て終了させる必要があります。
出題方式
試験問題に書かれた配線図と施工条件を元に、与えられた材料を使って配線を机上で行います。
引用先:ホーザン株式会社(候補問題№1)
引用先:ホーザン株式会社(候補問題№1)
上の写真のように実際の材料を使って配線された作品を作るわけですね。
試験問題は1問だけで、何種類も配線図があったりするわけではありません。
配線図については事前に13パターンが公表されていて、試験はこの13パターンの中から1つ選ばれて出題されます。

地域によって選ばれる問題が異なるようです
合格基準
欠陥無く配線が全て完了していれば合格になります。
欠陥とは、配線が間違っていたり電線が損傷しているなど、後々事故に繋がるような配線がされている状態のことを言います。
かつては欠陥の判定基準には「軽欠陥」と「重大欠陥」という2種類があり、軽欠陥3回もしくは重大欠陥1回で不合格になるという方式がとられていました。
現在は、この軽欠陥・重大欠陥という区分けが撤廃されて、「欠陥」と一括りになりました。
合格率
技能試験の合格率は約70%程度と言われています。

決して狭き門というわけではありません!
技能試験の前に準備するもの

技能試験は受験者側で準備するものがいくつかありますので、忘れずにしっかりと確認しましょう。
プラスドライバー

+ネジを締め付けるためのプラスドライバーです。端子ビスを締め付けるのに必要になりますので、忘れず準備しましょう。持ち手は写真のように少し大きめの方が力が入りやすいです。
マイナスドライバー

マイナスドライバーは器具から電線を抜き取るときに必要になる場合があります。
リングスリーブ用圧着ペンチ

電線同士を圧着して接続するのに必要な圧着ペンチという工具です。
電気工事士の技能試験では、電線同士をリングスリープという材料を用いて圧着することが多いので、このような圧着ペンチが必要になります。
圧着ペンチはいろいろな種類があります、必ず「リングスリーブ用」であるかを確認して購入するようにしましょう。
ペンチは持ち手が短い方が力が入れやすく使いやすいです。

「中」・「小」「1.6×2」と書かれているものが目印です
カッター・電工ナイフ

配線をジョイントボックスに入れる際に取り付ける、ゴムブッシングに切り込みを入れる際に使用します。電気工事用の電工ナイフでも良いですが、わざわざ購入しなくてもカッターナイフで十分です。
ケーブルストリッパー

ケーブルストリッパー(ワイヤーストリッパー)とは、電線の被覆(外装)をむくための工具です。電線を接続するときに被覆をむいて配線する必要がありますので、このような工具が必要になります。
職人さんは電工ナイフやカッター等を使って電線の被覆をむく場合もありますが、経験の浅い人がやると導体に傷を付けたり時間が掛かったりすることがあります。制限時間が40分間しか無いことを考えると、試験では被覆を簡単にむくことができるケーブルストリッパーを使うことをお奨めします。

タイムロスはなるべく無くしましょう
ペンチ

ペンチは電線をカットしたり、コンセントやスイッチを金枠に取り付けたりする場合に使用します。
ラジオペンチ

ラジオペンチとは、普通のペンチよりも先端が少し細長い形状をしたものを言います。
ランプレセクタプルなどの端子ビスに配線を接続するとき、導体の先端を「の」の字に加工する必要があるのですが、ラジオペンチを使用することで楽に作業することができます。
スケール(メジャー)

スケールやメジャーなど、長さを測れる道具についても指示された長さに電線をカットするとき必要になります。電線の長さは細かく指定されますので、必ず長さが測定できるものを準備してください。1mぐらいまで測定できるものであれば十分です。

ご自分の使い慣れた道具があれば、それを使うことで時間短縮や余分な出費を抑えることができます
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技能試験で出てくる専門用語

技能試験には、聞き慣れない器具や材料の名前がいくつか出てきます。それらがどのようなものなのか、簡単に解説していきます。
ランプレセプタクル

ランプレセプタクルとは、写真のような形をした電球を取り付けることができる器具です。
ネジの部分に電球をねじ込むと、電球を光らせたり消したりができるようになります。
最近の住宅ではあまり見かけませんが、技能試験ではよく使われます。
引っ掛けシーリング

引っ掛けシーリングとは、天井から吊り下げる照明を取り付けることができる器具です。
照明の電極をシーリングの穴に差し込んで時計回りに回すと、中で引っ掛かって固定されるため、「引っ掛け」シーリングと呼ばれています。
パイロットランプ
パイロットランプは電圧を掛けると光る器具のことで、スイッチが入っていることが分かるように点灯させたいときなどに使用します。
スイッチ

スイッチは照明などを点けたり消したりするときに使う器具です。スイッチには「単極スイッチ」と「3路スイッチ」の二種類があり、用途が若干異なります。
単極スイッチ
単極スイッチは単純に「入り」「切り」だけを行う場合に使用します。
3路スイッチ
3路スイッチは電気が通る道(電路)が3方向あるスイッチで、2箇所で照明を入り切りしたい場合に使います。例えば玄関とキッチン2箇所で照明を点けたり消したりする用途などです。
埋込形コンセント(100V用)

コンセントはご存じの通り、ドライヤーなどを接続して使うための器具で、様々な建物の壁にあります。
コンセントには差す箇所が1箇所だけのものと、2箇所セットになっている写真ようなダブルコンセントがあります。
また、3Pコンセントがそのまま差せる、接地極付コンセントなどもあります。

埋込形コンセント(200V用)

コンセントには100V用の他に、写真のような200V用もあります。
200V用コンセントは100V用とは違って、差す穴が縦に並んでいるような形状をしています。
これは、100V用の機器を間違って200V用に差し込んでしまうことを防ぐためで、このようにして安全が確保されています。
露出形コンセント
引用先:パナソニック株式会社(WK3001W)
露出形コンセントは写真のような形をしていて、壁に埋め込む埋込形とは違って、壁の表面に露出して取り付けるタイプのコンセントです。
配線方法は差し込み式ではなくネジ式で、ランプレセプタクルと同じような方法で接続します。
リングスリーブ

リングスリーブは写真の中にある筒状の材料で、電線を中に入れて圧着ペンチを使って潰すことで接続することができます。
リングスリーブは「小」や「中」などサイズが何種類かあり、中に入れる電線の太さや本数によって使い分けます。
差し込みコネクタ

差し込みコネクタは写真の中の黄色や青色の入った四角い部品で、これもリングスリーブと同様配線を接続する際に使用します。
差し込みコネクタはその名の通り、差し込むだけで接続することができるので、リングスリーブのように圧着しなくても良い点がメリットの1つです。
差し込める電線の本数に応じて、「3本用(3P)」や「4本用(4P)」などの種類があります。
VVF

VVFとはVVFケーブルのことで、写真のような灰色の外装(シース)の中に数本の電線が収納されているもののことを言います。
ケーブルの中に入っている電線の本数のことを「芯」と言い、2本入っていれば「2芯」、3本入っていれば「3芯」と表現します。
この電線の中には更に導体と呼ばれる銅で出来た針金のようなものがあり、この導体を電気が通って照明を点けたりしています。
この導体は白や赤などの被服と呼ばれる絶縁体で覆われており、これによって外に電気が漏れないようになっています。
導体の太さは「mm」でされ、この数字が大きくなるほど太くなっていきます。電気工事士の試験では1.6mmであったり2.0mmがよく用いられています。
電化製品でよく使われているコードは撚り線(細い導体を束ねたもの)なのでフニャフニャしていますが、VVFケーブルは単線なので針金のように固いのが特長です。
EM-EEF
EM-EEFはケーブルの1種で、VVFと使い方はほとんど変わりません。EM-EEFの場合は外装にハロゲンや鉛などを含まない環境に優しい素材が使われていて、「エコ電線」と呼ばれています。
端子台

端子台は、電線同士をネジで接続するための配線材料です。電気工事士の技能試験では、器具の代用としてよく用いられています。
圧着

「圧着」とは、電線をリングスリーブや端子などの金属製の筒の中に差し込み、専用のペンチを使って潰すことで接続を行う技術のことを言います。

これらの専門用語もしっかり覚えてください
技能試験合格のポイントについて

技能試験合格のポイントをいくつかご紹介します。
複線図に書き直せるようになろう
技能試験合格で重要なポイントが、出題された配線図を複線図に書き直すということです。
技能試験で出題される配線図は「単線図」と呼ばれる表現方法で書かれています。
引用先:ホーザン株式会社(候補問題№2)
上の図が単線図ですね。
単線図は単純に機器と機器の間の線の種類や長さぐらいしか書かれていないため、これだけではどのように配線するのかが分かりません。
そこで、どのように配線するのかが分かりやすく表現されている図面に書き直す必要があります。その図のことを「複線図」と呼びます。
引用先:ホーザン株式会社(候補問題№2)
上の図が複線図に書き直したものになります。
この複線図に書き直すことさえできれば、あとは複線図どおりに配線するだけなのでグッと合格に近づきます。逆に複線図に書き直すことができなければ、合格は難しいと思ってください。
それだけ、単線図から複線図に書き直すという作業は非常に重要になります。
複線図へ書き直す手順は以下の動画で詳しく説明されていますので、必ずマスターするようにしましょう。

複線図さえ書くことができれば、合格はもう目前です!
出題された問題の施工条件をよく読もう
技能試験では単線図と合わせて「施工条件」が記載されています。
この施工条件を守って配線が行われていないと、欠陥と見なされて不合格になります。必ず単線図の横に書かれている施工条件を確認し、それに合った複線図に書き直すようにしてください。
試験によっては、施工条件がセオリー通りでない場合があります。例えば、ジョイントボックスの小さい方の穴に太い電線を通し、大きい方の穴に細い電線を通すといった具合です。
いくらセオリー通りに配線を行ったとしても、書いてある施工条件が優先されます。思い込みは捨てて、必ず施工条件通りに配線するようにしましょう。

僕の同僚で、施工条件を読まずセオリー通りに配線して不合格になった方がいます
何が欠陥と見なされるか知ろう
技能試験で行った配線には一定の判断基準があり、基準を満たしていないと欠陥と見なされて不合格になってしまいます。
どういう状態になっていると欠陥と見なされるのか、ポイントを押さえて配線を行うことが非常に重要です。
公開されている内容は次の通りです。
完成していない
技能試験では配線が全て完了していないと欠陥と見なされて不合格になります。制限時間40分と短いですが、必ず配線は全て終わらせるようにしましょう。
配置・寸法・接続方法が違う
試験問題の単線図と完成させた作品とで器具の位置が違う場合欠陥と見なされます。
また、指定された電線の長さが50%以下であったり、施工条件と異なっている場合でも欠陥となってしまいます。
必ず、試験問題の配線図通りの位置や施工条件を守って配線を行うようにしてください。
配線が間違っている
配線の繋ぎ方や線の色を間違っていると欠陥になります。
電線が損傷している
電線の被覆や外装が切れていたりして、折り曲げると中の導体が見えてしまうような状態になっていたら欠陥と見なされます。他にも、中の導体に深い傷があってもダメです。
リングスリーブが正しく圧着されていない
リングスリーブの種類を間違えていたり、圧着したときに付くマークが違っていたりなど、リングスリーブが正しく圧着されていないと判断されると欠陥と見なされます。
また、上からみて圧着した電線の導体が見えていないものがあったり、導体の露出が多かったりと、配線の処置についても正しく行う必要があります。
電線同士が繋がっていれば良いというわけではありませんので、注意するようにしてください。
差し込みコネクタが正しく接続されていない
コネクタの先端から導体が見えていなかったり、コネクタの根元から導体が見えてしまっていると欠陥と判定されます。
器具に正しく配線が行われていない
器具への接続で次のような状態が見付かると欠陥として判定されます。
- 締め付けが弱い(引っ張ると外れる)
- 電線の導体の一部が入っていない
- 被覆をむきすぎている
- 被覆を一緒に締め付けてしまっている
- ケーブルの引込口から電線を通していない
- 器具の中にケーブルの外装が入っていない
- ランプレセクタプルや露出形コンセントで導体を左巻きにしていたり、巻き付けが3/4以下であったり、はみ出しているもの
- 電線を引っ張ると外れる
- 導体が2㎜以上(引っ掛けシーリングは1㎜以上)見えている
- 被覆が5㎜以上露出している
詳細な欠陥事例は、ホーザン株式会社のサイトで写真付きで公開されていますので確認してみてください。→→欠陥事例←←

何が欠陥と見なされるか、しっかりとおさえておきましょう
技能試験における配線のコツ

技能試験においては、いくつかコツを覚えておくことで配線作業がグッとやりやすくなります。
僕が実践していた内容も合わせてお教えします。
時短工具を積極的に取り入れよう
電気工事士の技能試験は電動工具は使えませんが、それ以外の工具については特に制限がありません。なので、なるべく作業が簡単にかつ速く行える工具を選ぶと、時短になって制限時間40分を有効活用できます。
たとえば、次のようなケーブルストリッパーなどですね。

このような形状のケーブルストリッパーは、握るだけで外装や被服を一瞬ではぎ取ってくれます。ペンチタイプのように握って引っ張るという手間を省くことができ、また外装も被服もこれ1本で行えるため、電線の加工がかなり楽になります。
第一種電気工事士の技能試験でも使えますので、あると非常に便利です。
導体の「の」の字曲げはラジオペンチを使う
ランプレセクタプルや露出形コンセントの端子に電線を接続する際、必要になる「の」の字曲げ加工。
実は普通のペンチの先端で加工するよりも、ラジオペンチの方が簡単に行えます。
ラジオペンチは先端が丸くなっているので、それに沿って時計回りに導体をねじることで、綺麗な輪っかを作ることができます。
以下にそのやり方についてご紹介していきます。
ラジオペンチを準備する

まずはラジオペンチを準備します。ラジオペンチにもいろいろ種類がありますので、先端が写真のように厚みがあるものを選んでください。
ラジオペンチで何回か輪っかを作ってみる
次に、ラジオペンチで何回か輪っかを作ってみて、どの位置で導体を掴めば綺麗に輪っかが作れるかを見つけます。


導体の先端をラジオペンチでつかみ、先端に沿って時計回りにひねると綺麗な輪っかを作ることができます。何回か試してみて、丁度良い大きさの輪っかが作れる位置を見つけてください。
ラジオペンチにマーキングする
丁度良い大きさに輪っかが作れる位置を見つけたら、ラジオペンチにペンでマーキングしておきます。

あとは、このマーキングに合わせて電線の導体をつかめば、安定した大きさで輪っかを作れるようになります。
この「の」の字曲げ加工については苦手な方も多いので、この方法を是非試してみてください。

僕もこれで綺麗な輪っかが作れるようになりました
リングスリーブに差し込む電線の導体部分は長めにする
電線をリングスリーブで圧着する際、導体部分をギリギリの長さでリングスリーブに入れようとすると、上手く入らずに圧着を失敗してしまうことがあります。
特に、電線の本数がリングスリーブに対してカツカツの場合は、導体部分が短いとかなり厳しい状態になります。
リングスリーブについては足らなくても試験中に申し出ればもらうことができますが、何回も失敗していると電線の長さが足らなくなったり、時間のロスになってしまいます。
このような失敗を防ぐ為のコツとしては、ある程度長めに被服をはいで導体をリングスリーブに入れ、余った分をカットするという方法が楽で確実です。

こうすることでスリーブが入れやすいですし、圧着した後にどれか1本抜けてしまうということも無くなります。
電線長さは50%までは短くなっても欠陥とは取られませんので、神経質にならずに被服は少し長めにはぐようにしましょう。
外装をはぎ取る長さをドライバーにマーキングしておく
ランプレセクタプルや引っ掛けシーリングなど、外装を長くはぎ取ってしまうと器具の台座に入りきらず、欠陥と取られてしまいます。
都度長さを測るにしても、寸法を覚えておく必要がありますし、以外と面倒です。
器具については大きさが変わることがありませんので、ドライバーにマーキングを入れておけば、長さを覚えておく必要がなく勘に頼ることも無くなります。

図のように、ドライバーのマーキングに合わせて外装に親指の爪で線を付ければ、あとはその線に合わせて外装をストリッパーではぐだけです。
配線作業はできる限り頭を使わない方法で行いましょう。

考える時間を少しでも無くすことで、制限時間40分間を有効に使うことができます
被服をはがす長さは器具のゲージを活用する
コンセントや引っ掛けシーリングなど、電線を差し込むタイプの器具には写真のようなゲージが必ずあります。

このゲージの長さに合わせて被服をはぎ取ることで、適正な長さで導体部分を出すことができます。
慣れた方であれば、勘で大体の長さで被服をはぎ取ることができますが、あまり自信がない方はこのゲージを活用すると良いでしょう。

試験で支給される器具も市販品なので、このゲージは必ずどこかにありますよ
配線作業の前に複線図に書き直そう

試験が始まってまず最初にやるべきことは、単線図から複線図に書き直すことです。この複線図がしっかり書けていないと、どんなに上手に配線ができたとしても不合格になってしまいます。
まずは、いきなり配線作業を行うのではなく、必ず施工条件をよく読み、単線図を複線図に書き直してから作業に取りかかってください。
開始の合図と共に、周りからパチパチと電線を切る音が聞こえ始めるので、少し不安に感じるかもしれません。でも、焦る必要は全くありません。試験当日まで実技を練習されてきたあなたであれば、配線作業については問題ないでしょう。最初の5分〜10分ぐらいは複線図に書き直す作業に時間を使ってください。
ここでご紹介したコツを参考に冷静に作業を進めれば、絶対大丈夫です!

試験で最も大切なことは複線図を正しく書くことです!
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独学で難しい場合はどうする?

勉強の時間があまり取れなかったり、電気配線の経験が全くないという方の中には、「独学ではムリ」と感じている方もいるのではないでしょうか。
その場合は、外部機関の技能講習会を受講するという手があります。
技能講習会では、出題される13パターン全てを一通り練習できるほか、作業のやり方や欠陥と見なされるポイントなどを詳しく教えてもらうことができます。
もし、教えてくれる人が周囲におらず、どうして良いか分からないという場合は、多少費用は掛かりますが技能講習会の受講を検討してみてください。
※電気資格対策センター →→リンク←←

独学で勉強・練習するよりも、講習を受講する方が合格率は上がります
まとめ

以上、第二種電気工事士の技能試験について、合格の為のコツや対策、ポイント等についてお伝えしました。
技能試験は勉強や練習が必要になりますが、コツやポイントをつかめば合格率の比較的高い試験です。プラモデルを作る感覚で楽しみながら練習すれば、きっと良い結果が待っていることでしょう。
例え技能試験が不合格だったとしても、学科試験は次回・次々回が免除されますので、悲観する必要は全くありません。慌てず焦らず、ご自分のペースでしっかりと準備に取り組んでいきましょう。
