【快適入力!】ATOKはパソコンでもスマホでも使えるビジネスツール
毎日の仕事やプライベートで使うスマホやパソコン、それらのデバイスでメールを打ったり書類を作成する際に、文字変換で不満を感じたことがないでしょうか。
デフォルトの日本語入力システムでは、必要な候補が中々出てこなかったり、少し難しい用語だと1語ずつ入力する必要があったりと、思うように変換できないことがしばしば発生します。
これでは、仕事のパフォーマンスやモチベーションまで下がってしまいますね。
僕も仕事で使うパソコンの文字変換に不満を抱いていたのですが、そんな時にふと導入したのが「ATOK」という文字入力ソフトです。
僕はATOKを2013年11月から使い続けているのですが、このソフトを導入してから文字変換に対する不満が一気に解消され、快適に入力作業ができるようになりました。
この記事では、「ATOK」の特徴やメリットなどについてお伝えしますので、是非参考になさってください。
パソコンでの文字入力が多いビジネスマンにとって、「ATOK」は強い味方になってくれますよ
「ATOK」とは?
引用先:株式会社ジャストシステム【商品・サービス】
「ATOK」とは株式会社ジャストシステムが展開している日本語入力システムサービスです。
ジャストシステムは「ATOK」の他にも「一太郎」や「楽々はがき」、「ホームページ・ビルダー」などのコンシューマー向けのソフトウェアも販売しているソフトウエア開発会社です。
「楽々はがき」は年賀状を作るのにお世話になったことがあるね
ATOKは現在サブスクリプションサービスのみでの提供となっており、「ATOK Passport」と呼ばれるサービスに登録し、ソフトをインストールすることで使えるようになります。
ATOKの特徴
ATOKには次の特徴があります。
予測変換が秀逸
ATOKは使用者がよく入力する文章を学習していて、最初に何文字か打つと先読みして変換候補に挙げてくれます。
例えば、「いつも大変お世話になっております、○○○○株式会社の○○○です」という、お決まりの文章が有ったとすると、最初の「い」ぐらいから変換候補として表示してくれるため、最後まで入力しなくても文章が完成します。
定型文は辞書登録しておいてもいいのですが、わざわざ登録しなくてもATOKが気を利かせて日々の仕事に合った変換候補を提示してくれるので、面倒な操作無しに入力作業ができます。
ATOKの学習能力は本当に秀逸です
誤字・脱字を指摘してくれる
ATOKは入力した文章に誤字・脱字があったり、日本語として誤った書き方をすると「違うよ」と指摘するだけでなく、正しい書き方を訂正候補として挙げてくれる機能があります。
例えば、「食べれる」と入力すると「食べれる《ら抜き表現》」と指摘し、「食べられる」という正しい表現を候補として表示してくれます。
他にも、「僕が召し上がりました」と入力すると「僕が召し上がりました《敬語の誤り》」と指摘し、「僕が頂きました」という文章が変換候補に表示されます。
このように、単純な誤字・脱字だけでなく、文章の表現や慣用句の使い方など、あらゆる日本語の間違いを指摘してくれる機能がATOKには搭載されています。
この機能は客先へのメールなど、外部に対して文章を作成するときに重宝するね
高精度かつ自然な日本語変換
ATOKの日本語変換は文書の全体的な流れを読んで、文脈に応じた適切な変換がされます。
これによって不自然な変換候補がほとんど出てこないので、手を止めることなくスムーズな文章入力が可能になります。
この日本語変換システムの技術は、最新のAIを使ったディープラーニング技術と、人の手によるチューニングによって実現されているそうです。
このあくなき「変換」に対する追求心が、ATOKの高精度かつ自然な日本語変換を支えて居ると言っても過言ではないでしょう。
今どきの話し言葉で入力しても正しく変換してくれます
1契約で複数のデバイスに使える
ATOK Passportを契約すると、1契約につき10デバイスまでATOKをインストールして使うことができます。
ATOKはWindows以外にもMac・iPhone・Androidにも対応しているため、会社で使う仕事用パソコンだけでなく、プライベートのパソコンやスマホなど複数のデバイスを所有していても1契約分の料金で使うことが可能です。
※iPhone及びAndroidのProfessional版は「プレミアムプラン」の申し込みが必要です。
また、ATOKには「ATOK Sync」という同期機能があり、複数のデバイスで登録した単語を共有できるので、それぞれのデバイスでいちいち単語登録をしなくても良いというメリットもあります。
ATOKのプランについて
ATOKは「ATOK Passport」というサブスクリプションサービスに契約することで使えるようになります。
「ATOK」という検索ワードで検索するか、ジャストシステムのホームページのリンクから飛ぶなどして「ATOK Passport」のページを表示し、契約したいプランを選択します。
ATOK Passportには大きく分けて3つのプランが用意されていて、それぞれ利用料金や対応するサービスなどが異なります。
プレミアム年間プラン | プレミアム月間プラン | ベーシック月間プラン | |
利用料金 | ¥7,200円/年 | ¥600円/月 | ¥300円/月 |
クラウド推測変換単語数 | 232万語 | 232万語 | 182万語 |
対応アプリ | Windows Mac Android Android[Pro] iOS[Pro] | Windows Mac Android Android[Pro] iOS[Pro] | Windows Mac Android |
インストール台数 | 10台 | 10台 | 10台 |
クラウドサービス | 5種類 | 5種類 | 2種類 |
クラウド事典 | 広辞苑 大辞苑 ウィズダム英和辞典 ウィズダム和英辞典 故事ことわざ慣用句 敬語のお辞典 | 広辞苑 大辞苑 ウィズダム英和辞典 ウィズダム和英辞典 故事ことわざ慣用句 敬語のお辞典 | 無し |
特典 | ・契約期間無料延長 ・「一太郎」優待 | 20ポイント付与 | 10ポイント付与 |
プランには大きく「プレミアム」プランと「ベーシック」プランの2パターン有り、プレミアムの中でも年間プランと月間プランがあります。
プレミアムとベーシックは大きく差別化が図られていて、クラウド関連の機能や対応アプリに差があるので、ご自分のニーズとを照らし合わせながらプランを選択すると良いでしょう。
プレミアムの年間プランと月間プランはトータルの利用料金や機能は変わりませんが、付いてくる特典が異なります。
年間プランは自動更新にすると30日間無料延長が特典で付いてきます。なので、実質13ヶ月7,200円で使うことができる計算になります。他にも一太郎を優待価格で購入することもできるので、この点に魅力を感じるのであれば年間プランがお得と言えます。
ATOK Passportは無料体験も出来ますので、少し使ってみて自分に合うか合わないかを試してみるのも良いでしょう。
JUSTアカウントを作成し、契約が完了したらATOKのアプリケーションをダウンロード・インストールが出来るようになります。
僕は月間プレミアムプランを契約しています
ATOKを使って感じたメリット・デメリット
僕が長年ATOKを使い続けてきた中で感じたメリット・デメリットについてお伝えします。
ATOKのメリット
ATOKで教授できるメリットは次の通りです。
優秀な日本語変換システムが使える
ATOKを使う最大のメリットが優秀な日本語変換システムを使えるという点です。
ATOKは様々な技術を駆使して「高精度かつ快適な日本語入力変換の実現」を目指しています。ここついては他との差別化を図るために最も力を入れている部分なので、事実上最強の文字入力ツールなのではないでしょうか。
僕がお金を払ってでも長年使い続けている最大の理由がこれになります。
一度使ってしまうと、もう他には戻れなくなるよ
常に最新の状態を保てる
ATOK Passportに契約していると定期的にアップデートがされるので、常に最新の状態・で使い続けることができます。
また、地名や人物名などの情報も最新になっていくので、「合併して○○○市になった」や「今年、○○○○さんが活躍した」といった最新のキーワードもキャッチアップして、変換候補の最上段に挙げてくれるようになります。
ユーザーからの誤変換の指摘にも柔軟に対応・改善されています
クラウドサービスが秀逸
ATOKは様々な機能をもったクラウドサービスを使えるという点も大きなメリットです。
例えば、オンライン上にある様々な種類の「辞書」から推測変換してくれたり、スマホやパソコンで登録した単語を同期して各デバイスで共有できたりと、クラウドを駆使した様々なサービスを利用することができます。
各デバイスごとに単語登録しなくても済む点がグッドだね
ATOKのデメリット
とても便利なATOKですが、少なからずデメリットも存在します。
機能が多くて使い切れない
ATOKにはこの記事で挙げたこと以外にも様々な機能が沢山あるため、全ての機能を使い切ることはかなり大変です。
設定を駆使して最高の環境にカスタマイズできる人には、機能や設定項目の多さがメリットになるでしょう。ただ、初心者の方には少し難しく感じるかもしれません。
メニューの中に「カスタムATOK」という直感的に設定できる機能がありますので、初心者の方はカスタムATOKを使って設定するのも良いでしょう。
インターネット環境が必要
ATOKをフル活用するにはインターネット接続が必須になります。
ソフトをインストールして有効化すれば、インターネット接続していなくても入力・変換は可能ですが、クラウドサービスやオンライン辞書などの機能が使えなくなってしまうので注意が必要です。
サブスクリプションサービスである
ATOK Passportはベーシックプランでも月額300円のサブスクリプションサービスなので、ランニングコストが掛かるという点が人によってはデメリットと感じるかもしれません。
ATOK Passportに契約しなくても、Windowsに最初から付いてくる「Microsoft IME」や無料で使える「Google日本語入力」などがある中で、お金を払って日本語入力ソフトを使うことに抵抗を感じる方もいるでしょう。
ただ、快適な入力環境は仕事の効率を上げてくれる要素の1つなので、お金を払ってでも使い続ける価値が十分あると思います。
自分への投資と考えて検討されてみては如何でしょうか
まとめ
以上、日本語変換システムの1つであるATOKについてお伝えしました。
パソコンやスマホを駆使するビジネスマンにとって、文字入力は切っても切ることができない作業です。ATOKを使って毎日の作業を少し改善するだけでも、仕事の効率はかなりアップします。
ランニングコストは掛かってしまいますが、それだけの価値が十分にあるビジネスツールだと思っています。
塵も積もれば山となります、ストレスや無駄な時間をため込まないよう、仕事で使うツールにはこだわってみても良いのではないでしょうか。